7月から10月上旬までは日本の台風シーズン!
これからの予定や災害など天気が心配になる時期ですよね。
「台風のたまご」は、これから台風になるかもしれない熱帯低気圧のことです。
台風のたまごの情報を得ることは、防災や予定の計画などにも役立ちます。
「台風のたまご」は正式に使われている言葉ではなく、気象庁でも台風になると分かったときに初めて発表しているのです。
そのため、もっと早く台風情報に気付けるように、専門用語などを使わずにわかりやすく紹介していきます。
【本記事の内容】
- 2024年の米軍やヨーロッパなどの各国シュミレーションと最新進路予想
- 気象庁発表の天気図と予報
それでは「台風のたまご2024最新進路予想!各国シュミレーションと日本への影響は?」と題してお届けしていきます!
目次
台風のたまご2024各国シュミレーションと日本への影響は?
台風5号は熱帯低気圧になりました
台風6号は日本の東を北西進中です
台風7号が発生し、本州に接近しそうです
24時間以内に台風8号が発生見込みです。_人人人人人_
> カオス <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄ pic.twitter.com/XXOUzflVz0— 走る人参(気象予報士) (@Runninzin) August 13, 2024
2024年8月13日現在、各国シュミレーションデータを見比べて、同じような傾向があるのでお伝えしていきます。
現在台風5号は熱帯低気圧に、6号はまもなく熱帯低気圧になる見込みで、7号は本州へ近づいています。
現在日本の南東にある台風のたまごが台風となれば8号となります。
トリプル台風の状況は今週も続きそうです。
台風8号のたまごは本州からは離れていますが、これからどう進むのか、各国シュミレーションで詳しく見ていきましょう。
台風のたまご2024米軍(JTWC)の最新予想
米軍合同台風警報センター(JTWC)はアメリカの国防総省の機関です。
各国シュミレーション情報で一番更新が早いのが特徴で、6時間ごとに更新されています。
引用:JTWC(日本時間13日7時の情報)
赤い丸は24時間以内に台風になる可能性があるものです。
この赤い丸が台風のたまごで、台風になればこれが台風8号となります。
台風になると赤い矢印で示されます。
この図の簡単な説明も載せておきますので、参考にしてください。
【米軍予想の見方】
- 赤→24時間以内に熱帯低気圧(台風)になる可能性
- オレンジ→24時間以降に熱帯低気圧(台風)になる可能性
- 黄色→24時間以内に熱帯低気圧(台風)になる可能性は低いが、警戒が必要
- 水色→熱帯低気圧になる可能性を示唆
丸の色が赤いほど24時間以内に台風になる見込みが高く、黄色は24時間以上かかる見込みです。
赤い矢印になると台風になりますが、アメリカと日本の台風と呼ぶ基準値がことなるため、台風〇号の数字は異なることがあります。
台風の強さ(風速)を表すアルファベット
- TD=温帯性・熱帯低気圧(最大風速11m/s以上)
- TS=台風(最大風速17m/s以上)
- TY=強い台風(最大風速32m/s以上)
- STY=スーパー台風(最大風速67m/s以上)
進路予想図も見ていきましょう。
8月13日現在の最新情報!
台風7号の最新進路予想と日本の影響はこちらをご覧ください。
先程の赤い丸の熱帯低気圧は上の図のような進路予想となっています。
日本に近づいてくる感じではありませんが、今後の予想進路は変わってくる可能性もあるので、これからの動きに注視していきましょう。
他の気象予想では、この低気圧の具体的な進路予想も分かるので、このあとのヨーロッパやWindyのシュミレーションも見てみましょう。
台風のたまご2024ヨーロッパ(ECMWF)の最新予想
引用:ECMWF(8月12日発表)
図は16日6時の予想です。
北海道の東に見える黄緑色の辺りが、16日の台風のたまごです。
台風(8号?)のたまごは、台風7号が日本に近づくときにはすでに北海道の東に抜けており、あまり大きな台風とはならないと思います。
天気予想で通称「ヨーロッパ」と呼ばれるECMWF(欧州中期予報センター)は、10日先までの予想が見られるのが特徴です。
10日間は各国シュミレーションデータの中で一番長く、先の見通しを立てたいときに便利ですよ。
また、ヨーロッパの予報の精度はかなり高いとも言われています。
【ヨーロッパ予想の見方】
風速ごとに色分けされており、風の強さを見分けることができます。
色が濃くなるにつれて台風の勢力が強いということになります。
日本の台風の定義は
低気圧内の最大風速(10分間平均)がおよそ17 m/s(34ノット、風力8)以上のもの
引用:気象庁
とされているため、黄緑の風速17m/s以上になると、「台風」と見れます。
トリプル台風と言われて少し焦ると思いますが、台風6号、8号は日本にあまり近づいてこない予想となっています。
台風のたまご2024Windyの最新予想
Windy(ウィンディ)はチェコの提供する天気予報で、米軍やヨーロッパの予想を元に動画でわかりやすくまとめられたものです。
右上の「風」を操作すると雨や気温、波の高さなどに切り替わります。
引用:Windy
Windyの予想した台風のたまごの様子
Windyでは太平洋側に3つの渦を表示しています。
これを動かしていくと、台風のたまご(台風7号の東側)が15日時点で日本から東側にそれているのが分かります。
北にある台風は台風6号です。
予想は徐々に変わるので、気を付けて見ていきましょう。
日本(気象庁)の天気図と予報
引用:気象庁
この天気図は13日12時点の予想です。
気象庁では台風8号となりえる台風のたまごを現在「熱帯低気圧a」としています。
各国シュミレーションによると、この熱帯低気圧(台風8号のたまご)は日本に上陸する進路予想はしていません。
最も影響がありそうなのはやはり台風7号と思われます。
各国のシュミレーションでも、この熱帯低気圧は日本から少し離れた進路予想をしていますが、進路が日本に向かって可能性もあるので、今後の動きを見ておいた方がよさそうです。
まとめ
以上、「台風のたまご2024最新予想!各国シュミレーションと日本への影響は?」について紹介しました!
気象庁など日本の予報では台風になってからの発表ですが、米軍やヨーロッパなど各国シュミレーションを見ると、台風のたまごを知ることができますね。
台風のたまごを見ることで、日本への影響や防災への備えなどを準備しておくことが大切です。
先の予定の見通しを立てたいときは、各国シュミレーションの最新予想を見てみましょう。
本サイトでは2024年の台風情報をわかりやすくまとめて解説していますので、ぜひ活用してくださいね!